2007年08月15日 22:21
ウルトラマン伝説展
郡山市立美術館で、ウルトラマン伝説展という企画展があるというので観覧に行ってきた。
この美術館は良い企画展を引っ張ってくる美術館で、去年は森美術館で見れなかったピクサー展を見に行った。
もちろん、ウルトラマンに接するのは久しぶりで、おそらく17年ぶりぐらい。
こんな風に美術館で展覧会を開くスタイルだったりすると、それまでエンタテインメントだったものが、突然アートの臭いを漂わせてくるから不思議だ。
このウルトラマン伝説展、「How to ウルトラマン」ではなく、「How to birth ウルトラマン」だから実は内容が深い。
もちろん、子ども達にとっては「How to ウルトラマン」の方がうれしいわけで、どちらに偏るわけでもなく、中庸をキープしてくるところが上手い。
美術館という場所で、キュレーターや批評家の書いた解説文を目にしながらウルトラマンを知っていくと、日本のアートというのが、戦後エンタテインメントという方向性で昇華していったんじゃないかという気になってくる。
もちろん「子ども向け」で「怪獣」で「ヒーロー」なわけだが、その背景には「敗戦」であったり「平和への願い」であったり、過去の反省と未来へのメッセージ、そして今を打開していこうという希望が感じられる。
そうでいながらも、「エンタテインメント」という基軸を壊すことなく、子ども向けにもきちんとメッセージを込めている辺りはまさにアートだ。




