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2017年12月30日 08:28に投稿されたエントリーのページです。

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2017年12月30日 08:28

十勝岳ジオパーク構想 一泊二日ツアー(前編)

北海道に来たときに、昨年から何度か訪問させていただいて、勝手に見て回っていた十勝岳ジオパーク構想さんのお世話になり、一泊二日のツアー。

これまでは勝手に見て回っていたのもあるし、夏に来ていたので、冬の十勝岳ジオパーク構想を見せてもらうのは初めてなので、休みに入る前からかなり楽しみにしていたのでした。

早朝に札幌圏を出発して、十勝岳ジオパーク構想事務局が入っている施設のひとつ、上富良野役場には10時半ごろ到着。

ここからツアーのスタートです。

この日の行程は、「上富良野町図書館」を最初の訪問地にして、十勝岳と生きてきた地域が持つ2度の開拓の歴史を知ることができる「上富良野町郷土館」、民間の農機具販売会社さんが運営している「土の館」、そこから美瑛町に移動し、美瑛軟石を再利用した「道の駅びえい丘のくら」をまわり、丘の町を一望する「北西の丘展望公園」の後、名物の「美瑛カレーうどん」のランチが午前中のコース。

午後は、十勝岳ジオパーク構想事務局が入っているもうひとつの施設、美瑛町役場を訪問して、地域の郷土を知ることができる「丘のまち郷土学習館 美宙」、秋にオープンしたばかりの避難シェルターを兼ねる「望岳台」から「白ひげの滝」の後、冬の「白金青い池」を案内していただきました。

まずは上富良野町役場から図書館へ。

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車内では十勝岳の概要をガイドしてもらいます。

短い距離なので、本当に概要程度ですが、十勝岳という山が、2,000m級の山が連なる連峰になっており、連峰を一望できるのがとても面白い。

広がっている平らな場所から見るせいか、2,000m級が連なっているはずの山のスケール感が感じられないのがさらに面白い。

あっという間に到着した上富良野町図書館の面白いところは、ジオ図書コーナー。

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書棚を3つも使ったゴージャスなコーナー。

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ジオパークや地球科学に関する書籍をはじめ地域に関することや、旭川出身の三浦綾子の文学作品など、地質・地形をはじめとして生態系と人々のいとなみを取り扱うジオパークらしい書籍が紹介されていました。

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おもしろいのは、ジオパークに関係するようなコミックも紹介されている点。

子どもにとって科学的なことはカッコイイと見えるけれど、やはり難しいと感じやすいところでもあるので、この紹介はとても良い方法だと感じました。

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図書館をあとに、上富良野町郷土館へ。

この上富良野町郷土館の建物、大正8年に建築された上富良野村役場をモデルに建てられたもので、外観にも目を奪われます。

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館内にはジオパークコーナーもあり、ここではツアーを貫くテーマのひとつ、この地域をおそった大正泥流という、十勝岳の噴火に関する貴重な資料を見ることができるのです。

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こちらはひとつひとつが濃いジオパークコーナー。

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十勝岳連峰形成史のパネルはとても面白いなぁと感じました。これはいい。

2階にあがると、大正泥流の強烈な展示を見ることができます。

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この線路は、大正泥流でねじ曲げられたという実物。

これだけでも、大正泥流のすさまじさがよくわかるのですが、当時の映像を見ることができ、その大きさのすさまじさを実感できます。

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これは本当に一見の価値ありです。

北海道は開拓の地と言われていますが、十勝岳ジオパーク構想の地域では、入植に始まる開拓の歴史に加え、大正泥流からの復興という、2度の開拓をしているわけなのですね。

郷土館で見た大正泥流の話は、このあと行く土の館へとつながります。

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土の館の駐車場で見ることができるこの木、雪で見えにくいのですが、雪の下に太い木が横たわっており、こんな木が大正泥流で大量に流れてきたとのことです。

この木は、土を掘り返した際に見つかったとのことで、こんなに太い木がたくさん流れてくるなんて、おそろしいですね。

また、土の館では大正泥流以外の痕跡も見ることができる地層のはぎ取り標本が展示されています。

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ここまで、2度の開拓とかんたんに使ってきました。どうして2度の開拓と書いたかというと、この泥流で押し寄せた土は、農業に向かない土で、耕作がむずかしく、他の場所から土を持ってきたとのことでした。

はじめの開拓での開墾に加え、大正泥流からの復興という、地域をつくってきた2度の大きな人間活動があるからなんです。

ぜひ、その様子を見に行って、肌で感じていただきたいものです。

後編に続く)

 

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