優しい味が丁寧さを感じる、農家カフェ「久太郎」(新潟県阿賀町)

かのせ温泉赤湯でキャンプをした後、いつもなら最後の温泉をいただいて2階の食事処で新潟米を使った釜飯をいただくのですが、もう少し阿賀町を知りたい気持ちに。

温泉からあがって、休憩所でスマホを取り出して探してみると……
阿賀町のお米と野菜にこだわった農家カフェ「久太郎」という、魅力的なお店と出会いました。

行ってみると、このお店がとても良いお店でした。
メインとなる料理は、季節の野菜を使ったとろろ膳のほか、会津産馬刺しがついたとろろ膳、とろろ丼、そして牛すじカレーと牛すじ焼きカレーです。

注文したのはとろろ膳。
おかずは少しずつ9品。そこに雑穀米と汁物です。

見た目は素朴なのですが、このおかずの美味しさと雑穀米の美味しさ、汁物の美味しさ……すべての美味しさが強烈でした。

配膳された時は、ちょっとご飯が多いかな……とも思ったのですが、おかずの美味しさがご飯を進める。けっしてしょっぱいわけではないのですが、おかずを食べると、ご飯が食べたくなる。

汁物の美味しさがご飯を進める。

それに飽き足らず、ご飯の美味しさがご飯を進める。

ちょっとご飯にとろろを乗せて食べると、ご飯が進む………

不思議なループ……。

外食をしてこんなに気分が良くなったのはかなり久しぶりのことで、感動しました。

お店の方からは、よかったらおかわりしていいよ!!って言ってもらえのたですが、すでにおなかがいっぱい。

これは悩ましいお店です。

しかも、この日の膳には出なかったのですが、座った席の目の前に美味しそうなコシアブラ。
これは食べたい。

まちがいなく、また行きたいお食事処です。
きっと、また行くでしょう。

実はこの日は移転オープンの直後ということでした。

以前は阿賀町の市街地にある狐の嫁入り屋敷という、観光施設で営業されていたそうです。

それを、実際に農業をしている地域に移転したとのことでした。
こんな風に人の移動が進むような、町の魅力と出会う機会をつくることは、とても良いと思います。

実は、おかげでお店を探すのに手間取ってしまい、3周くらいグルグルと車を走らせました。
地域の人からすれば不審者だったかもしれません(スミマセン……)。

行きたい方は、地図を参考に向かってください。
道中は道が狭いのと、地域の方が散歩されていたりもするので安全運転でお願いします。

景色ものどかできもちいいです。

阿賀町はもちろん、近隣へ行かれることがあれば、ぜひ楽しんでいただきたいです。

メニューにはそのほかに、おはぎや自分で焼いて楽しむ団子があるようです。
次回、お腹の余裕があればですが……ぜひ食べてみたいです。