栃木県栃木市にあるアウトドアショップ「瓦奇岳」さんが開催したアウトドアガレージブランドと古着のフリーマーケット「テンプルマーケット」へ行ってきました。
栃木市は通過なら何度もしたけど、きちんと歩くのは今回が初めて。
しかも、栃木県各地からブルワリーが集まる「蔵フト麦酒ウォーク」と同日程での開催。
これはビールも楽しむしかない。
ソロバイクツーリングを兼ねて、泊まり旅で行ってきました。
テンプルマーケットはその名の通り「妙唱寺」というお寺の参道が会場。蔵フト麦酒ウォークはそのお寺がある嘉右衛門町という地区が会場。
栃木市といえば今では岩下の新生姜ミュージアムが有名ですが、市内を流れる巴波川(うずまがわ)の舟運と例幣使街道(れいへいしかいどう)の宿場町で発展した、江戸から昭和にかけての面影を今も残す、情緒ある町並みの景観も見どころのひとつです。
ふたつのイベントが会場とする嘉右衛門町地区は、栃木駅から巴波川沿いに北へ歩いた例幣使街道沿いの地区で、栃木市伝統的建造物群保存地区にも指定されているので、ぶらりと歩くだけでも実は見どころがたっぷりです。
歴史ある街だけあって、どのブルワリーのテントも良い感じに映えます。
広場だけでなく、通り沿いにもところどころテントが立ち、ブルワリーの方とお客さんが楽しそうにお話ししている感じもまた楽しくて良いですね。
中でも大きな倉庫では、ライブイベントなども開催されています。
ビールだけでなく、フードのテントもあってそれぞれ特徴あるものを出していました。
1日目はもう運転することもないので、街を歩きながら栃木のビールを楽しむわけですが、これがまたどれも美味しい。どのブルワリーも地域の特徴や店主の趣向を活かしたビールをそろえていて、どれもが美味しい。
歴史ある街だからか、歩いていると大きな古物商があって、そこでは趣のあるものが売られていました。気になったりはするのですが、バイクで来ているのでそういったものには手を出せず…
また、今回のイベントで気になっていたのは、テンプルマーケットとは別のところにテントを出していたBANDAIYAという染物屋さん。
調べると東京の方。どうしてBANDAIなのか聞いてみると、地元が会津だそうで、会津のシンボル磐梯山から屋号をもらったそうです。
ご夫婦でやってらして、とても仲むつまじい感じがこちらの気持ちも優しくさせてくれます。
作品にも反映されていて、とても丁寧なつくりの染め物でした。
さて、10日はいよいよテンプルマーケット。
お寺に向かうとても細い参道に、アウトドアガレージブランドとアウトドアのフリーマーケットが並びます。
ガレージブランドの方やフリーマーケットの方と楽しくお話しさせてもらいながら、見て回ることができます。
何が良いって、ふだんはアウトドアとは縁のない方も立ち寄って、「散歩するのにちょうどいい」と言ってアウトドア用品を買い求める姿。
アウトドアがふだんの暮らしと交差する、とても良い空気をつくり出しています。
狙ったにしても偶然にしても、テンプルマーケットを企画・実行された方には感心させられます。
自分もきになったアイテムをいくつか買わせていただいて、前日も行きましたが再び瓦奇岳さんへ。
DJブースもできて、踊っている人もいます。
アウトドアと音楽とビールとふだんの暮らしと、いろんなものが交差しています。
店内はすごい混みっぷり。
この日販売される箱形のバッグを購入。紫とオレンジの2色が販売されるとのことだったのですが、行った時には紫は売り切れていて、オレンジを購入させていただきました。
こういったイベントを企画・実行していくのはとても大変ですが、これからも続けてほしいと思いました。
そして10日は朝からとても暑く…ビールでしょ!
この日飲んだノンアルのIPA。
これがまた美味しかった。このノンアルはちょっとお高いですけど、ノンアル飲むにしても、これならぜひまた飲みたいと思いました。
アウトドアとふだんの暮らしを交差させるって、本当によくできた試みだと思います。
ぜひまた足を運ばせていただきたい、そんな貴重なイベントでした。