猪苗代湖畔南岸の野営場「秋山浜キャンプ場」の朝

猪苗代湖畔の南部と東部には、無料で使うことのできる野営場がいくつもあります。
こんな地域は、関東という大都市圏からの最寄りだと、グレーゾーンを除けば希だと思います。

ここはとても自由で、ときどき大きな音で音楽を流し続ける人や、ずいぶん大きな排気音の車の人が来ることもあるけれどまれなことで、かなり、モラルとマナーのある人が滞在する野営場です。

今年はいろんな山を歩いたり、キャンプに行ったり、家庭の事情でなかなか行くことができなかったのですが、先日ようやく行くことができました。

今年は天気が気まぐれで、強い雨が降ったり、カンカン照りの日が何日も続いたりしました。

この日も、経験のないような雨が降ったりもしましたが、滞在しているほとんどの時間は晴天に恵まれました。不思議なことに、夕立はありませんでした。

最近は快適だし、設営も楽なのでハンモック泊が多いのですけれど、この日は1年ぶりくらいでスノーピークのアメニティドームMです。

ハンモックや山岳用テントと比べると設営撤収も大変だし、かさばるし、重たくてけっこう苦労も多いのですが、居室の広さと広い前室がは、キャンプというシチュエーションでは最高に快適でした。

道中の道ばたで売っていた薪で焚き火をしながら、みんなで食事をつくって早めの夕飯を食べて、波の音を聞きながらのんびり過ごす。

夜は満天の星空。
対岸にはささやかながら、猪苗代の夜景。
なんと贅沢な時間。

のんびりと寝て就寝すると、静寂の中に波の存在と草木が風とふれあうささやかな音だけ。

そうして朝。

少し肌寒いなか、朝陽が届ける熱を感じながらチェアでゆっくり過ごす人。
まだひんやりとした湖に身を委ねる人。
カヤックやSUPで湖と太陽と一体化する人。

とても良い時間を過ごしました。