早戸温泉 つるの湯 お食事処つるやの「つるの湯ラーメン」は、つるの湯の温泉水を煮詰めた塩ラーメン

キャンプの後は汗を流したい。
キャンプ場から車で10分ほどの所にある「早戸温泉 つるの湯」へ。

早戸温泉は「霧幻峡の渡し」という、かつて峡谷をまたぐ橋がかけられてなかったころにあった、只見川を越えるための渡し船を地元の方がたが復活させて、その幻想的な風景から高く評価されているというアクティビティの近くにある、風情ある温泉旅館です。

このところ続く暑い日に、濃い泉質でやや土の香りがする温泉がキャンプと湖水浴でかいた汗を流すのにはピッタリでした。

露天風呂から見える只見川も夏真っ盛りで、川の中ではおそらく鯉と思われる大きな魚が泳いでいて、風景を楽しみながらのんびりするには最高です。

夏は霧の中の渡し船の写真が目をひきますが、冬に宿から見る風景も良さそうです。泊まりに行ってみたいなぁ。

さて、つるの湯に併設された「お食事処つるや」では、塩分を含んだ温泉水を煮詰めた「つるの湯ラーメン」というのがあるらしいので、食べてみました。

飲用もできるとのことで、旅館入口左手側に飲用コーナーがあります。

飲んでみると、たしかに塩。
ほのかな塩味に、独特の土の香りがします。

この温泉水を煮詰めてできた塩を使い、喜多方の人気店「喜一」がプロデュースしてつくられたのが「つるの湯ラーメン」です。

スープを飲んでみると、飲泉所で飲んで感じた塩味と風味を強く感じます。

塩味もちょうど良くて、これがなんだか…クセになる味と香りで、ぐいぐい飲みたくなります。

なお、こちら半ラーメンしかありません。大盛もできません。
しかしながら、ミニソースカツ丼がメニューにあります。

半ラーメンがあって、しかもわざわざミニソースカツ丼があると言うことは、そのマリアージュがオススメなのでしょう。せっかくなので、半ラーメンをふたつではなく、ミニソースカツ丼とのセットでいただきます。

濃い味のソースカツ丼があっさりした塩ラーメンを打ち消しちゃうかなと気になったりもしましたが、むしろ互いに引き立っていて、合わせて少し多いかなと思っていたのですが、余裕で完食。

これが滋味溢れるということなのでしょうか。不思議だなぁ。

ただ、メンカタメが好みの自分にはヤワメンに感じました。
おそらく、温泉に来る客層もあるのでしょう。お願いすればなんとかなりそうな気もするので、次回はメンカタメで注文したいと思います。

つるのゆラーメンとミニソースカツ丼はそれぞれ450円(2021年7月現在)。

喜一や裏磐梯の山塩とは違った、新しい塩ラーメンをぜひご賞味ください。