磐梯熱海と猪苗代の間にたたずむ絶品そば「そば家 やまき」

福島県の経済を司る郡山市の奥座敷、磐梯熱海と猪苗代を結ぶ国道49号線の峠道に、以前から気になっていた蕎麦屋がありました。

ふだんは時間的に通過してしまうのと、以外と車が停まっているなぁ、という印象だったので、素通りしていたのですが、ようやくひとすすりできました。

むしろひとすすりというより、本当に良い時間を過ごすことができました。

いわゆる古民家ではない民家を店舗風に改装して営業しているお店ですが、外から見た感じとは、良い意味で期待を裏切ってくれて、店内はとても居心地の良い導線と内装になっています。

メニューも豊富です。
しかし、最近はもっぱら盛りそばで通していて、メニューを見ると前菜が3品つくそうで、これは大盛にする必要ないな、と判断。
でも、この判断がちょっと名残惜しいコトだったと思うわけです。

こちらが前菜。
中央奥が蕎麦豆腐。時計回りに右下が稲荷蕎麦。その左が菜の花のおひたし。
どれも美味しい。

そしてお蕎麦。

これがもう、なかなかの味で、余韻を味わうのが楽しくてたまらない。
のどごし、はごたえ、香り、どれもこれもがすばらしく、あまりにも食べるのが楽しいので、大盛にすれば良かった、と後悔したほどです。

そして最後が蕎麦羊羹。

これもまた美味しい。甘すぎず、蕎麦の実が良いアクセントになっている。

この「コース料理」をこの金額で過ごせるなんて、なんと贅沢なお店なのでしょう。

たくさんならんだ蕎麦猪口から、自分が使うものを選べるのもまた楽しい。

ふたたび訪れなければならないお店が、またひとつ増えてしまいました。