焚火に「焚火缶」を突っ込んで煮炊きしたら、焚火の楽しさが深まった

YouTubeで源流居酒屋よーこさんや芸人のヒロシさんが焚火で煮炊きしているのを見ていて、良いなぁ楽しそうだなぁと思っていたんです。

手持ちのクッカーを焚火に突っ込んでしまえばいい…突っ込んで煮炊きしてみたいけど…手元にあるクッカーは、なかなかの値段がする山歩き用ばかり。とてもじゃないけど、焚火に突っ込むなんてとんでもない!という気持ちになってしまうわけです…

貧乏くさい!…いや、貧乏くさいんです。たしかにそうだ。そう思う。

でも、右も左も分からないころに買った、定番だけど高いヤツ。
山歩きがふつうになったころに、ちょっと楽しい食事をしようと買ったチタンのそれなりにするヤツ。

気軽に焚火の中に突っ込めない…

もちろん必要ならそうするけど、わざわざそうしなくてはいけないわけではないんです…

源流居酒屋よーこさんの動画で、虫嫌いなタイショーが防止の中に虫がついてそうなマイタケを帽子の中に集めてきて、こう言ってたのを思い出しました。

「そんなの気にしてたらしょーがないんですよ。」

そう。しょーがないんですよ!!

しょうがないけど、さすがに高いクッカーを焚火に突っ込むのは精神も燃えてしまいそうなので、動画に出てくるような安くて良い感じのクッカーを買ってみました。

おそらく定番と言われている「焚火缶」です。
そして、さっそく焚火に突っ込んでみます!!

それで、この焚火缶で鍋をやってみたんですけど…

メッチャいい。
美味い。楽しい。気持ちいい。
焚火も楽しいし食事も楽しいし、酒も美味い。

正直なところ、最高の贅沢でした。

しかもこの日は日中風が強く曇っていたのですけれども、日が暮れるほど天気が良くなり、夜になるときれいな月が。

月と湖と波音、そして焚火の音が、すごく良い感じ。

最高の贅沢です。

しかも、この楽しさはクセになります。
焚火そのものも楽しいし、わくわくする行為だし、寒ければ暖にもなるわけですけれど、そこに食の楽しみがセットになって、足し算ではなくかけ算されてしまった感じ。

焚火が楽しいも暖をとるも、個人の動機づけとしては十分なのです。
そこに美味しい食事をつくるという目的がかけられて、両方が楽しい。

旅行に行くのも食事に行くのも、楽しいを起点とした贅沢をしに行くわけですが、時間を使うという意味では焚火も同様で、そこに煮炊きと食事が加わっただけで、時間の使い方も変わり、感じ方も変わったわけです。

月が映る湖を眺めながら焚火と食事を楽しみながら過ごした時間は、ゆっくりとした時間が流れていて、ここ数年では最高に贅沢な体験でした。

さて、そんな焚火缶
ススで黒くなったし、ほんのり焚火のにおいが染みついたし、ちょっとへこんだりしました。

でも、値段のおかげか、気にならなるどころか育てたような気持ちになってしまうのも、おもしろい体験でした。

持ち帰ってからも焚火のにおいがするので、そこはなんとも言えないところなのですが、よく乾かしてから焚火用品を入れている箱に入れたら、においは気にならなかったです。においを気にする方でも、保管方法さえしっかりしていれば、そのまま煮炊きに使っても大丈夫と思います。

ススがつきにくくなる方法があるそうなので、気になる方は調べてみると良いと思います。