鎌沼と一切経を歩いた後、今年から復刻したという浄土平レストハウスの「溶岩蜜芋」を食べに行きました。
この溶岩蜜芋、ずいぶん以前は浄土平レストハウスの名物だったそうです。
ただ…自分が物心ついたころには、すでにそんなものありませんでしたけどね。
溶岩蜜芋の秘密は、熱々のドロドロした溶岩で焼き芋をつくっているというわけではなく、西吾妻山をつくった火山活動による岩石を使って焼き芋を焼いているからということでした。
現在はガスでこの地の岩石を熱して、その熱で焼き芋をつくっていて、熱がじんわり伝わるので、もともと甘いお芋をより甘く焼くことができるそうです。
昔の人は、こういうちょっとしたことで素材の味を引き出していて、とてもいいですね。
なおこのお芋、現在はサツマイモが有名な地域のひとつである茨城県産だそうですが、地産地消にこだわって、福島市産も使って行きたいとのことでした。
ほんといいですね。
福島市産の溶岩蜜芋も、ぜひ食べてみたいと思いました。
この日の溶岩蜜芋は、保温された暖かいものと冷やされたものの2種類で、冷やされたものは難消化性デキストリンが増えて、血糖値の急激な上昇を抑えるらしいです。
でも、この日は温かい方で!
なぜかというと、溶岩蜜芋なのだから、せっかくですし、温かい方を食べたいな、と。
「溶岩」で保温された中から好きなものを選びます。
どれも蜜がしたたっていて、美味しそうなのですけれど………
その中からひとつ選んで計量です。
計量というのは、重さで値段が決まるからですね。
現在は100gで150円(税込)でした。
気になる味の方はというと…焼き芋と言うより、お菓子のスイートポテトのようです。
クリームも何もかけてないのに…そして、胸焼けがない…
この日、自分が買ってから30分としないうちに冷やしも温かい方も売り切れていました。
販売されるとき、ぜひ溶岩蜜芋の物語を知って頂きたいと渡された紙は、昭和を感じる物語があり、そしてまた、もう少し深く知りたいなぁと感じさせるものでした。
浄土平レストハウスへ行った際には、この復活した溶岩蜜芋をぜひご賞味ください。