何年か前から流行ってきているというより、各地の街に根付きつつある気がするスパイスカレー。
どのお店も個性あふれる独特の雰囲気を持ち、いわゆるなカレーやスープカレーとも異なる味と風味が特徴です。勝手な想像ですが、“常連さんが文庫本を読みながら頬張っている”いるような空気を感じます。
カリーショップくじらは、ポークビンダルーというスパイスと酸味がきいたソースに、ごろっと豚の角煮が入ったカレーが評判の、高円寺がホームなカレー屋さん。そのオーナーの故郷が山形ということでのれん分け(?)させてもらってできたのが、カリーショップくじら 山形馬見ヶ崎(まみがさき)店です。
お店は山形駅から北へ3kmほど行った、店名にもある馬見ヶ崎川を渡ってすぐのところにあります。
天気の良い日には、散策しながら行くのも良いかもしれません。
香辛料香る店内は、壁にはドローイング、いろいろなところに昭和っぽい雑貨が並べられていたりで、遊び心を感じさせます。
…と、ここまで書いておいてなんともなんですが、高円寺に修行に行ってここで腕を振るっているのが、自分の弟なのです。
店がオープンしたのはずいぶん前に聞いていたのですが、新型コロナウイルス感染症の流行による行動制限があって、行けてなかったので、行動制限が緩和されたこともあって、スパイスカレーとお店の雰囲気を楽しみに行ってきました。
おちゃめな感じで1枚撮らせてとお願いしたところ。
お店に入ったら、まずこのカウンターのところで注文をして、それから席につきます。
メニューはポークビンダルー、チキン、キーマのと、その3つから2つ選ぶことができる合い盛の4種類。サイドメニューとドリンクもあります。チャイは自家製。甘すぎずにカレーとよく合いました。
注文したのは、ポークビンダルーとチキンの合い盛。
どちらのカレーもスパイスがきいていて、辛さより香辛料の風味が心地良く、カレーと合うようにと選ばれたインディカ米とよくあいます。
ポークビンダルーは評判どおりの美味しさ。
あとから来る酸味が食欲を刺激します。
そしてチキン。
口に含むとまずはマイルドな味わいが。そこに香辛料の風味が追いかけてくる時間差が楽しく、本当に美味しい。
店主オススメの食べ方で、合い盛したカレーを少し混ぜても美味しいとのことで、そちらも試すと複雑な味わいがまた良い。
元気な顔を見ることができたのもよかったし、つくったカレーの美味しさも楽しむことができて、短いながら良い時間を過ごさせてもらいました。
次に行ったときは、キーマも食べないとですね。
ごちそうさまでした。