EOS MとM2に導入したMagic LanternでのRAW動画撮影・編集がおもしろい

前回前々回とCanon EOS M2がおもしろいという話しを書きました。

今さらEOS MとM2を買ったのは、去年か一昨年くらいからMagic Lanternを導入したEOS MとM2でのRAW動画撮影と編集が話題になっていて、気になっていたからなのです。

H.264や265などの画質と圧縮率は、とても合理的で素晴らしいと考えています。
しかしながら、いざ編集するとなると満足いかないところも感じていました。

Magic Lanternは手元のEOS Kiss X6iで遊んでいたりしたわけですけれど、不自由してないし写真撮るには使えるし、ガシガシ遊ぶには申し訳ないというかもったいないというか、なかなか気乗りしなくて使い倒せないでいました。

そんな中、EOS MとM2の中古であれば1万円くらいから買える。
安いので、気兼ねなく使い倒せるうえ小さいので持ち歩きも便利だし、もし実用化できそうなら、うまいこと運用にも持っていけるなぁ、という淡い期待もあって、いざ今回の実験に至りました。

撮影をしたのは、ゴールデンウィークに入ったばかりの晴れのタイミングです。

手持ちでふらふら散策しながら撮影したため、Davinci Resolve STUDIO 17で手ぶれ補正をしています。
なにも考えずに撮って歩いたので、最初のカットでLED信号機がフリッカーをおこしてしまったのと、最後のカットでフォーカスが甘いのは残念ですが、EOS MとM2を使ったRAW動画撮影は実用的になりそうですし、なにより編集がおもしろかったです。

まだセッティングについては煮詰めている最中ですが、24fps、1080P、14bit RAWが安定して運用できそうです。

一方、EOS MとM2で使えるMagic Lanternは、2.5kや5kアナモフィックでも撮影できるので、実運用できるセッティングが固まったら試してみようと思います。

今回おもしろかった技術的なポイントは、わかっていたけど白はデータ容量が大きい。
14bit RAW動画となると、EOS MやM2ではSDカードへの転送速度が不足することが分かりました。

波形モニタを表示して、NDフィルタ等を使ってきちんと管理してあげないと、ノイズが乗ってしまって使い物にならない映像しか保存できない。

あと、想像はしてましたがバッテリーがぜんぜん保たないのはおどろきました。
追加で純正の新品バッテリーを2本ほど買ったので、ちょっとした撮影なら動じないでいけるかな。

そういうところも楽しんで映像をつくれる人には、ピッタリだと思います。

ボディが小さいので、山歩きや自然散策にもいけそうですし、Magic Lanternが入ってないSDカードを入れればふつうのEOSとして使えるので、使い甲斐がありそうです。