会津に来たら食べたい、新しいソースカツ丼の道「はじめのソースカツ丼」

以前は湯川村で「はじめ堂」として営業していて、そのころから気になっていた創作和食のお店です。

夏ぐらいに「はじめ」と名を変えて会津若松市に移転したという話を聞いていたのですが、なかなか機会がなく、足を運ぶことができずにいました。

たまたま近くに用事があり、道すがらだったこともあったので、ランチで伺ってみました。

場所は、会津若松駅から南にのびる一方通行の通り沿い。
平日ランチタイムまっただ中、天気も悪いのにほぼ満席。

店に入って席に着くと、先に来たお客さんが「ここの海鮮丼が好き」のような話をしていて、海鮮丼も良いなぁ…などと思ったりもしたのですけど、この日は「はじめのソースカツ丼」を食べると決めていたので、迷わず「はじめのソースカツ丼」を注文。

どうしてこのソースカツ丼に決めていたかというと、いわゆる会津若松のソースカツ丼や、柳津のソースカツ丼の濃い色のソースとも違う。駒ヶ根のソースカツ丼や新潟のタレカツ丼よりもっと薄い色をしている。これはもしかしたら、新しい味を楽しめるかもしれない、と期待していたからです。

結果として、想像していたとおり、まったく新しい流れを生むソースカツ丼でした。

どんぶりに盛られたご飯の上にはふわふわのたまご。
オムレツといってもいいかもしれません。そしてその上にサクサクのカツ。
カツの上には、ごま・かつお節・きざみ葱。

タレは上品な出汁香るあっさり風味。このタレが、カツ・たまご・ご飯をまとめて絶妙な塩梅。

いわゆるなソースカツ丼の甘辛さや、カツ丼の甘塩っぱさが好きで、カツ丼にその要素を求めている方にはあわないかもしれませんが、自分には好みな味つけ。

見た目も美しく、食欲をそそります。

味の軽さのせいか、全体のバランスのおかげか、食べ進めるのも絶妙な塩梅で進みます。

「はじめのソースカツ丼」は、ソースカツ丼の新しい道を感じる逸品といっても、過言ではないと思います。

定番のお店のソースカツ丼もおすすめですが、新しい道を感じるソースカツ丼として、オススメしたいお食事です。

はじめは海鮮丼も気になるし、オムライスもおいしそうだし、夜営業もしているので、遠からず機会を見つけて行ってみようと思いました。

ごちそうさまでした。