2024のはじまりについて

能登半島地震によってお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。また、被災者の救済と被災地の復興支援のために尽力されている方々に深く敬意を表します。

……2024年のはじまりは、予想だにしないものでした。

あの日の朝は実家で迎えました。
前日あったうたげのだるさで目を覚まし、初日の出を見て2024年とそれ以降…年齢的には寿命を全うするまでにやりたいことはなんだろうなぁ、と考えながら過ごしていました。

この日帰る予定だったので、酒も飲まず、そんな真面目なことを考えていたわけです。

昼を食べ、本を読みながら横になっているといつの間にか眠ってしまい、起きてぼんやりしている時に、それは起こりました。

スマートフォンに能登半島でかなり大きな地震という通知。

1回目は「また地震か」と思いつつテレビの電源をいれたところで、今度は緊急地震速報。

NHK総合から流れてくる映像はすさまじい揺れ、倒壊する建物。

映像を見て津波が発生する不安。
あのあたりにいくつも存在するので原子力発電所の万が一という不安。
交通の混乱。そして、お正月で人びとが日常と違う毎日を送っているという背景。

そんな映像がテレビから流れてくる。

2011年3月11日を思い出すできごとでした。
あの日のことを思い返すとその時は必死で、冷静に判断しなくてはと考える毎日。
1ヶ月経ったときも大きな地震が続いていて、原発事故が拡大するのではないかという不安と判断のために何を考えなくてはならないかという毎日。

幸いなことに原発は今のところ大きな影響につながる事象には至っていません。

しかしながら、大きな揺れと津波の被害は大きく、被災された方々にのしかかかっていると思います。

今はまだ混乱が続いています。

微力ながら募金する程度のことしかできませんけれども、できることなら以前から行ってみたいと考えていた能登半島へ行きたいと思っています。

心の整理がつくのに、まさかこんなに時間がかかるものとは思ってもいなかったのですけれども、みなさまの心に1日も早く平穏が訪れることを願っています。